家づくりで後悔したこと 子供の部屋とわたしの部屋

家を建てることになったきっかけ

みなさんは自分の部屋を持っていますか?

わたしは家づくりの中で 自分の居場所を後回しにしてしまいました。

我が家はコロナ禍の時に 突然土地を買って家を建てることになりました。

そもそも計画にあった話ではなく

いきなり降ってわいたような出来事でした。

夫の会社が当時の家から距離があり

『ゆくゆくは家に事務所を作りたい』という話から

知人に土地を売りたいという話を持ち掛けられて

とんとん拍子に進んでいったのです。

何の決意も計画性もないまま、気づけば家づくりが始まっていました。

新築に夢中だった日々

もしきちんと計画していたら、結局踏み出せずに

きっと一生 前の狭小住宅のままだったと思います。

しかし夫の体力や老後のことを考えても

あの造りの家では暮らし続けるのが不安でした。

だから私は、家づくりにすっかり夢中になりました。


まるで新婚の頃のような気持ちで

ショールームや展示場を巡りました。

キッチンの高さを何度も確認したり 壁紙のサンプルを抱えて帰ったり。

あの頃は、家づくりに夢中になるあまり

冷静な判断ができていませんでした。

子どもたちの部屋も十分な広さを確保し、

長女夫婦が泊まりに来るための和室も完備。

夫の会社の事務所も1階に造り、バリアフリーも取り入れました。

気をつけたはずのコンセントの数も

できあがると「やっぱり足りない」と思うところはありましたが

それ以外は大満足の家でした。

5年後に訪れた現実

ところが、あれから5年。

その間に長男は独立しました。

頭の片隅ではわかっていたはずですが

子どもたちが出ていく現実をもっとリアルに想像出来ていたら、

息子の部屋はもっと機能的に使える小さめな部屋にしていたかもしれません。

そして何よりも後悔しているのは、私自身の部屋を作らなかったことです。

私の居場所はリビングのソファ

寝室は夫と共有ですが、

夫が脱いだ服をや読んだ漫画を

あちこちに放置するので片づけるのが嫌になり

ほとんど入らなくなりました。

いまはリビング奥の大きなソファとその周辺が、私の居場所になっています。

モロッコ風のカーテンを買ってワークスペースの仕切りにしましたが

家族からは「なにこれ、部屋?(笑)」と失笑される始末です。

2階の空いた息子の部屋を使えばいいのかもしれませんが、

1階のシニア猫たちと2階に住む次女の雌猫の相性が悪いこと、

そして夫が難病を抱えていて2階にいる時に何かあったら気づけないことから、結局は無理。

一番の後悔

自分の部屋を持つという大切なことを

もっと早くに気づいていたら――。

リビングはもっと広く使えたのかもしれません。

息子の部屋ももっとコンパクトにして

費用を抑えられていたことでしょう。

想像力を少し働かせていればと

後悔しています。

すべてに想像力が足りず

暴走するのが私の悪いところなのです。

それでも この家をとても気に入っています。

良かった点などはまたブログに書いていくつもりです。

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