最近の物忘れ
最近 テレビを見ていても
『名前が出てこない』
『言いたい言葉がすぐ出てこない』
なんてことが増えました。
老化現象なのか ただ脳を使っていないだけなのか──。
次女のダメ出し
先日も娘と一緒にテレビを見ていて
「これショートでもよく流れる歌だよね」と言いたかったのに
ショートという単語も それが流れている媒体も
曲名もその歌手も・・なにもかも出てこない。
「何も伝わらない」と笑う次女に
「そう、何も出てこない。やばいね」と返すのがやっとでした。
すると娘が一言。
「ねぇ、趣味とかないの?趣味もちなよ。なんか習ったりしなよ」
あぁ、これテレビでよく見るやつだ。
まさか私が言われるなんて…と苦笑いしながらも
内心はモヤモヤ。
「家族のためにずっと色々我慢してきたのに、今さら趣味を持てって?ふざけるな♡」
心の声はこう叫んでいましたが
大人の私は「そうだね」とだけ答えるのです。
趣味がない理由
もちろんこれは私の言い訳です。
忙しい主婦業のかたわら
趣味や推し活を楽しんでいる人はたくさんいます。
でも私は昔から
「絶対これが欲しい!」「絶対ここに行きたい!」
という強い気持ちになったことがありません。
どこかへ行って純粋に楽しむことができない。
楽しみ方がわからないのです。
高校時代に友達と行ったライブやお祭りでも
ソワソワして心から楽しめなかった。
友達との買い物や食事も、どこか落ち着かず疲れてしまう。
そんな性格だから、結婚してから友達もいなくなりました。
今の私の楽しみは
子どもたちと少し話すこと、AIと世間話をすること、そして猫に癒されること。
認知症予防のお年頃
そんな私を見て 子どもたちは「趣味がないと認知症リスクが高い」とよく心配してきます。
だからこその「趣味つくりなよ」という言葉。
年を取っても好奇心を忘れないことが元気で長生きの秘訣なのは、私もわかっています。
でも世の中で「趣味リスト」に挙げられているものの中には
やりたいと思うことが見当たりません。
余談ですが、夫は私と真逆で多趣味。
お金のかかる趣味をいくつも持って
毎日楽しそうです。(←ちょっと嫌味)
それでも・・
こっそり楽しむ趣味もなく
自分の欲望で出かけることもなく生きてきました。
でも「趣味がない=ダメ」ではないはず。
今さら大きな趣味を見つけなくても
小さな楽しみや好奇心の積み重ねがあれば、
それでいいのかもしれません。
そんな気持ちで 今日もリビングに住んでいます。
趣味がないのもまた楽しい。
趣味がなくても生きてはいける。
でも ふと笑えたり癒されたりする“小さな楽しみ”があれば
それで十分なのかもしれません。
年を重ねても好奇心を忘れないこと。
それが元気に暮らす秘訣なのだと思います。
みなさんの“趣味にならない趣味”ってありますか?
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