不登校のあと、親はどう生き直す?──止まっていた時間を動かすステップとは

不登校の期間は、子どもだけでなく親の時間も止まります。

私もその渦中で、毎日が「見守るだけの日々」になっていました。

けれど、あの時間の中で学んだのは──

親もまた、立ち直っていい。

ということでした。


不登校の親が抱える“見えない疲れ”

子どもの生活リズムに合わせ

昼夜逆転に付き合う。

周囲との関係を絶って、孤立する。

気づけば、笑うことも減っていました。

「この生活、いつまで続くんだろう」と感じた時

私自身が“止まっていた”ことに気づきました。


立ち直りの第一歩は「生活の再構築」

心を整えるには、まず生活を戻すこと。

私が最初にやったのは、たったこれだけです。

・朝にカーテンを開けて日光を入れる
・昼食を自分のために作る
・夜はスマホを見ない時間をつくる

これだけで、少しずつ“自分の時間”が戻ってきました。


「自分を責める癖」をやめる

不登校になると、親はすぐに自分を責めます。

「私の向き合い方が悪かった」

「何もできない親だ」

でも、不登校は親のせいではありません。

心が疲れ切っている子どもが

「もう少し休みたい」と体を使って伝えているだけ。

親の役目は解決することではなく


近くで呼吸を整えることです。


再出発は“自分を楽しむ”ところから

立ち直りは大きな目標ではなく

小さな楽しみの積み重ねです。

・庭の手入れをしてみる
・昔の友人にメッセージを送る
・手帳やノートに日々を記録する

親が前を向く姿は、

子どもに「大人も生き直せるんだ」と伝える力になります。


いま思うこと

不登校の時間は、親子の再生の時間。

止まって見える時間の中で

親も子もそれぞれのペースで再び歩き出します。

焦らずに、少しずつ。

親の再出発は、家庭全体をやさしく変えていく力になるのです。

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