罪悪感の手放し方

いつまでも「自分のせいだ」と思っていた

子どもの不登校が始まってから

私はずっと罪悪感を抱えていました。

「もっと優しくできてたら」

「あの時怒らなければ」

「きちんと話を聞けてなかったかもしれない」

何かを自分が見逃したと思っていました。

そんな後悔ばかりが頭の中を巡り

夜、ひとりになると居ても立っても居られなくて。

スマホで「親のせい 不登校」と検索しては

さらに落ち込んでいました。


助けてくれる言葉は見つからなかった

検索しても、答えは見つかりませんでした。

「親の関わりが原因」

「甘やかしてはいけない」

どれも私を責める言葉にしか見えなかった。

そして責めるだけ責めたその言葉の先には

私が欲しい正解が書かれていなかったのです。

けれどある日、SNSで見かけたひとつの言葉に救われました。

「不登校は失敗ではなく、再スタート」

その瞬間、胸の奥で何かが緩みました。

そうか、止まっていても仕方ない。

チャンスにすればいいのでは?と。


罪悪感は、優しさの裏返し

罪悪感を感じるということは

本当にそれだけ子どもを大切に思っていたということ。

それに気づいた時

私は自分を少しだけ許せるようになりました。

「絶対 大丈夫」

そう声に出して言ってみたら

少しだけ肩の力が抜けた気がしました。


自分を責めるより、整えること

子どもを支えるために必要なのは

「正しい言葉」ではなく

「整った心」だったのだと思います。

散らかった部屋を片づけるように

心の中の罪悪感も少しずつ整理していく

焦らなくても、少しずつでいい。


いま思うこと

不登校の親にとって、

罪悪感は誰もが通る道かもしれません。

でも、辛くても少しだけ口角をあげてみる。

大丈夫だと呟いてみる。

そんな小さなことで救われたりします。

そこから親もまた一歩

再生に近づくのだと思います

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